私と結人はもう学校に着いた。
いっつもこんな感じ。
結人といると時間が経つのが早く感じられる。

なんて思っていると


「美雨、おはよう。」


と、私の大好きな声が聞こえた。
私はこの声を聞くだけ頬を少し赤に染めてしまう。


「おはよう!莉久!」


莉久は私の彼氏だ。
名前は、佐野莉久《サノリク》高校3年生 18歳

成績優秀、スポーツ万能、イケメンで学校でもモテモテで言うことなしの人だ。
私にはもったいないくらいだ。


「美雨行こうか。」


という莉久に私は駆け寄る
すると莉久は自然に私の手を握る。
付き合って半年経つのにこの行動に私はまだ慣れない。


「う、うん!」


自分の手の温度が上がっていくのが分かった。
本当に莉久の事好きなんだと思う。



莉久も私のこと好きだよ、ね?