あれは小学5年生の時。


大好きな幼なじみが
一言もなくいつの間にか
越しちゃってた悲しみに

大好きな両親の日々の喧嘩。。
母親が出てってしまったことが
辛くて辛くて
どーしようもなく
走って走って隣り街の川の近くの
小さなグラウンドのベンチで
まるまって大泣きしてるとき


「大丈夫?」


と優しく声をかけてくれたのが
高柳 絢くんだった


私はずっと泣いた。
もう涙がでなくなるってほど泣いた。


その隣に何も言わないで
ずっと背中をさすって
座ってくれてた男の子。

落ち着いた時に

「なにかあったの?
話きいてあげるよ?
僕高柳絢!」

「私は、、、安仲美優」

そして辛い思いとか
全部吐き出したら

「つらかったね。。」

と私のために泣いてくれた。

「ありがとう。ありがとう。」

いつの間にか抱き合って
一緒に泣いてくれた。

いつかまた会えたらいいね!
と交わしてその時はさよならした。


その時の男の子が
あの背の高い男の子。。。


出会った時は私のほうが
背高かったからきづかなかったよ。。

でも私はあの時
本当に絢くんにはたすけられた。
あの時絢くんに会わなかったら
はなしきいてもらえなかったら
私はどうなっていたんだろう。