「まだいないみたいねー?」

「あ、うん。見たことないから
わかんないけど。。すごいねぇー、、」

そう。その二人を見ようと
他のクラスの女の子たちが
廊下に集まってたり
二人の話をする声が
そこらへんからすごく聞こえる。。

知らないほうがおかしいって
いわれてるみたいだけど。
全然しらないんだからしょうがない。



「「「キャー!!」」」


!!!!!



黄色い声援の中

二人の男子生徒が教室の扉に


「きたきた!!」

待ってました!の勢いで
凪紗ちゃんが立ち上がり
教室の扉の方を見ている。


二人が入ってきた瞬間。


背が高い方の男の子と目が合った


「あ、、、」


その男の子が勢いよく
私の目の前にきて
え?と思っていると
いきなり抱きつかれた。

「「。。。えー!!!!!」」

たぶん全員言ったであろう
さすがにビックリだよね。
いきなり抱きついてるんだもん。
凪紗の驚く顔が目にはいる


「ちょっといきなり
やめてください。」
と無理矢理引き離そうとした瞬間


「やっと会えた」


と切なそうにつぶやく様に
きこえた。。


「私あなたのこと知らないんですが。。」


絶対人違い!!


「安仲美優」



なんで私の名前を。。。