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そんな忙しい週末も終わり月曜日。

お母さんたちは無事旅行から帰ってきたし、ハチは相変わらず朝寝坊だし、また1週間が始まるって感じ。


「そういえば、おばさんが買ってきてくれたお土産もう全部食べちゃった。また頼んでおいて」

「……」

この調子だとお母さんたちが旅行に行くたびに泊まりにきそうで怖い。今度は裕子の家に行こうかな?逆に裕子が泊まりにきてくれたら絶対楽しそうかも!

もちろんハチ抜きで。

そんなことを考えている内に学校に着いた。


「ねぇ、あの子じゃない?」

「あ!そうかも!」

なんだか周りからジロジロ見られているのは気のせいだろうか?私はそんな疑問を持ちながら教室へと向かった。


「岡崎きた!ねぇ例の噂ってマジなの?」

「あーゆうのって稼げるって言うけどぶっちゃけいくらぐらい?」

「真面目にバイトしてんのがバカらしくなるよな~。女ってこれだからズルいわ」


男子が急に群がってきたけど、なんの話をしてるのかわからない。


「もうアンタたちマジでうざいよ!」

そんな中、私の手を引っ張ったのは裕子だった。なんだか裕子が珍しく怒ってるこれは一体……。

「七海ちょっと来て」

私はそのまま裕子に人気のない非常階段に連れていかれた。