「公園なんて久しぶり」

はしゃぐ私を見て

「本当!子供みたいだな」と芯は笑った


「そうだ もうすぐ帰らないと」と芯が言った


私はおもわず
「もう…?」というと


芯は意地悪な顔をして

「寂しいの?」と顔を覗き込んだ

私は恥ずかしくて下を向いた



どうしよう こういう場合どうしたらいいの?

わからなくなり後ろを振りむくと 芯はジャングルジムの1番上に座っていた
                                  

芯???
                                      
「愛羽 もしかして 俺にゲッターされちゃつた?」                      芯はいたずらっこみたいな顔で私を見下ろした




ゲッター? ゲッター?



ゲッター!!!


「Loveゲッター?」


私は恐る恐る芯に指を指しながら尋ねた


「ご名答」

にゃ っと芯が笑った



えっ!えっ?え〜っ!?


私が始めてこんなに心から好きになった人がLoveゲッターだったなんて…


私はその場に倒れこみたい気持ちを抑えて呆然と立ち尽くした