だいぶ落ち着いてきたから、んーと伸びをして窓の外を眺める。 ぽかぽか陽気、心地いい温度だ。 今日もいい天気。よし、お昼寝日和!って違うか… なんて思いながら、にっこり笑う。 「あ、前の写真探さなきゃ!みんなから頼まれてたっけ~」 ぱっと思い出し、バタバタと足音を立てながら、部屋を出ていった。 窓からふく風は、ゆっくりと後を追う。 そう、まるで――…。 『 奈 都 …』