ソファに腰掛け
一息ついたところで 、
iPhoneから着信音が鳴り出した 。
ディスプレイには
〈 三添 柊汰 〉
と 表示されている 。
柊汰は
隣の高校の野球部
そして 、私の好きな人 。
私は野球マネをしていて
たまたま柊汰の高校と
練習試合をした時
柊汰の姿に一目惚れした 。
すぐにイヤホンを繋ぎ
電話に出ると
柊汰の聞きなれた声が
聞こえてくる 。
『 ゆーいちゃん
おつかれ! 』
柊汰は
私が何度 呼び捨てでいい
と言っても
" ゆいちゃん "
と 呼んでくる 。
「 しゅうくん 、おつかれさま!」
だから私も
柊汰の事を
" しゅうくん "
と 呼んでいた
『 どうだった?
今日の東高は 』
「 最終回まで東雲が3-4で
勝ってたの …
でもね 、
最後の最後で東が
逆転満塁ホームラン!! 」
『 まじで!?
漫画みてぇ! 』
興奮を抑えきれずに
半分叫ぶように私が言うと
間髪入れずに柊汰も
同じく興奮したように
返してくる
「 だよね!!
私も初めて見たの!
かっこよかっ …
『 ゆい 』
かっこよかった
その言葉を
何故か柊汰が
阻止した 。
いつもついていた
ちゃん は
なかった 。
一息ついたところで 、
iPhoneから着信音が鳴り出した 。
ディスプレイには
〈 三添 柊汰 〉
と 表示されている 。
柊汰は
隣の高校の野球部
そして 、私の好きな人 。
私は野球マネをしていて
たまたま柊汰の高校と
練習試合をした時
柊汰の姿に一目惚れした 。
すぐにイヤホンを繋ぎ
電話に出ると
柊汰の聞きなれた声が
聞こえてくる 。
『 ゆーいちゃん
おつかれ! 』
柊汰は
私が何度 呼び捨てでいい
と言っても
" ゆいちゃん "
と 呼んでくる 。
「 しゅうくん 、おつかれさま!」
だから私も
柊汰の事を
" しゅうくん "
と 呼んでいた
『 どうだった?
今日の東高は 』
「 最終回まで東雲が3-4で
勝ってたの …
でもね 、
最後の最後で東が
逆転満塁ホームラン!! 」
『 まじで!?
漫画みてぇ! 』
興奮を抑えきれずに
半分叫ぶように私が言うと
間髪入れずに柊汰も
同じく興奮したように
返してくる
「 だよね!!
私も初めて見たの!
かっこよかっ …
『 ゆい 』
かっこよかった
その言葉を
何故か柊汰が
阻止した 。
いつもついていた
ちゃん は
なかった 。