ー放課後。 「先輩、今日一緒にお茶しませんか!?」 颯くんにプロポーズされた次の日。 私と美緒がバス停にいると、颯くんがチャリを押しながら、私の所へと来た。 「え…ええっ!?松島 颯くんじゃん!!」 「こんにちわ、颯くん」 驚いている美緒を無視して、私は颯くんに手を振る。 すると、颯くんはポッと顔を赤くした。 「今日も…その、可愛いっすね…」 「???」 颯くんはボソボソと何かを言っていたけれど、全然聞き取れなかった。