「実は先生が入院中にお見舞いにわざわざ来てくれて。最初は慰めてるだけでしょって思ってたんだけど、全く違う感じでむしろ通うことを頑張らないかって言われてね?』



小川さんが話す笑顔は本当に美しくて綺麗だった。



どれだけ好きな気持ちが大きいんだろうって、聞かなくても分かる。



「本当に嬉しかった!向き合ってくれて応援してくれたから…」



「そっか…」



どう返したらいいのか分からないよ…。



「でもどんなに想ったって、ずっと叶わないよね…っ。」



「小川さん……」



必死に涙を堪えて笑う小川さんを見ると私も辛い。



私は山田先生と付き合ってるから余計に…。