何分か黙って、優しく抱きしめてくれた先生。



ドキドキするけど、この香りと温もりが落ち着く。



ずっとこうしたかった…。



「何か、いい香りすんだけど食べた?」



「先生は鼻がいいですね(笑)」



「だって、こんだけ近い距離で抱きしめ合ってたら香りするし。」



そう言って小悪魔な笑顔で、大きな手が私の唇にへと触れた。