「はい!」

自分の耳を震わせる、芯の強い声。
サラサラのストレートヘア。
くっきりとした二重。
すらっとした足と、スタイル。

とても美人な人だ。

♬〜♩♩〜♬〜♬〜♩♩♩♩〜♬〜♩〜♩〜

こっちもすごくうまい!
まるでお手本のような花火さんとは対照的にすごく自由な演奏だ。

「はい!よく練習してきたわね!荒川さんと花火さんに拍手!」

パチパチパチパチ・・・

「続いては・・・高杉 燈さん!」

「はぁーい!」
2つ結びにした黒髪。
パニエでも履いてんのかと思うくらいふわふわのスカート。
ここの学校の制服がよく似合っているが、少し口調がぶりっ子だな。

〜♬〜♬〜♩♩♩♩〜♬〜♩♩♩〜

前の2人とは違う、ふわふわとしたメロディー。

ここの学校の人はすごいな〜

と思ったが男子はまるで違うw

授業が終わり、私はふとあの3人を見てみた。

「花火ちゃーん!」
「ひっ!・・・なんですか?」
「そんなに怯えないでよーwほらほら、今日放課後、屋上に来てね?」
「え・・・あ、はい」


怯えないでよー?
どういうこと?
気になったので尾行することに。

放課後