そう思いながら、私はトイレを出た。
次の授業は・・・音楽かー・・・

♩〜♬〜♩〜♩♩〜♬

「これは、なんという曲でしょうか?はい!蒼さん!」

なんで私を当てるかな・・・

「〇〇作の〇〇曲です」

「正解!さすがね!」

・・・あーウザい。なんでわざわざ!

ブーッ!

またメール?

「続いては、ピアノのテストです。課題曲は〇△□です。まずは、女子の、多奈理 花火さん?」

「あ!!えと・・・はい」

黒髪を1つにまとめたサラサラの髪の毛。
まるでダメージ1つない。
そして、黒色のメガネをかけた、優等生タイプの子だなぁ。

♩〜♬〜♩♩〜♬〜♬〜♬〜♩♩♩〜

上手!

パチパチパチパチ・・・

「はい!次は、荒川 七実さん!」