「なんだよ・・・離魔。」

りま、と呼ばれる少女は私に向けて

「晶馬と知り合いなの?」
と聞いてきた

なんか気の強い子だなぁ・・・知らないふりしないと

「人違いじゃないですか?」

「晶馬は嘘は言わない。けど・・・」

「たぶん人違いなんですよ・・・」
私はなんとか否定する。

・・・初めての“嘘”だった

「晶馬。」
「・・・そんなはずないよな?蒼。なぁ、」
「私は知りません。」

ごめんなさい。晶馬。ごめん。

私と晶馬の距離・・・100/100