そんな...
「理乃ショックだったっぽいよ?
西野さん理乃に虐待のこと
なーんにも言ってないんだねぇ?
普通、友達だったら言うもんねぇ?
それってさぁ、理乃のこと友達とか思ってないんじゃないのー?」

「ちがっ...」
だって...言えるわけない
「理乃に言ったって理乃が
解決できるわけでもないし...
虐待のこと誰にも知られたくない...」

「はぁ?普通友達にはいうくない?
それとも西野さん
理乃が虐待のこと言いふらすと思ってんの?」
「...。」
なにも言えない。

「否定しないってことは
そう思ってたんだね。サイッテー。」

最低。

「理乃がそんなことくらいわかってるって
一番近くにいたあんたが一番わかってたんじゃないの?」

そうだ。だけど虐待なんて言える分けないじゃない。

「彩晴...私のこと信用してくれなかったの?
私が一番の友達なんて嘘じゃん...
彩晴が苦しい思いしてるのに
私ばっかり楽しい話したりしてばっかみたい!」