私の1日はこれから始まる。

キーンコーンカーンコーン...
「彩晴(いろは)ー行くよ~」
彩晴というのは私の名前。
「うん。」
彼女は私の唯一の 友達。
名前は長瀬川 理乃 ハセガワ リノ

虐待のことは理乃には言っていない。
言ったら悪いけど理乃は口が軽く、
秘密と言ったこともすぐに他の子に
言ってしまう。
だから、言えない。
友達として悪いとは思っているけれど
こんなことは相談されても
理乃にとって迷惑になるし

周りに話されたら先生にもバレてしまうだろう。
それだけは避けたかった。