千夏は、俺の結婚を知ってるのかな?

どう思ってるのかな?

そう考えていた時、メールがきたのだ。

―ありがとう

幸せになってね。―

返事はなしでって書いてたけど、

いいかな?

最後だから。返事しても、いいよね?

―うん。

千夏も幸せになってね。

じゃあな

あずさ―

俺は自分が打った文字を何回も見て、

送信した。