「ねぇ……琥珀君⁇」

担架に乗せられて、手術室へ運ばれていく私の手を握ってくれる琥珀君。

「何⁇どうした⁇」

「……生きていてくれて、ありがとう。」

琥珀君は片腕で自分の目元を拭った。

「……あぁ、こちらこそ こんな俺と一緒にいてくれてありがとう。」

「じゃあ……」

「頑張ってこいよ‼︎」

手術室に運び込まれた私。
泣き笑顔で見送ってくれた琥珀君。

私たちのこれからはまだまだ光り輝いている。