「何なんだよ、陽向……。

愛想悪りぃなぁ……、てか俺 留年させるつもりかよ。

出席日数足りなくなるし……」

「でも……」

心配そうな人たちを安心させるかのように言った。

「NEVERにいる方が、楽しいから。
俺は、倉庫に行く。

職員室だけ、行ってくる。」

そう言った白石君の笑顔に私は 安心した。

もう大丈夫、もう彼は2度と同じ過ちを犯したりしないだろう……と。