「昨日、白石君が亡くなりました。
同じクラスメートの仲で、悲しい人も居るとは思いますが、少しアンケートを手伝ってください。」

そう言って、配られた紙。

最近、彼が悩んでいたことはあったか。
イジメなどは起きていなかったか……。

些細なことでもいいから、書くように 用紙には書かれていた。

「……って、琥珀が死んだってマジかよ。」

「ガチで死ぬとは思ってなかった……」

口々に小声で聞こえる声。

私もそんなことくらいで死んでしまうとは思っていなかった。