「先生いますか?」


保健室についたものの・・・。


保険の先生がいない。


「夏美ー、もう勝手に取っちゃお!」


「え!いいの?」


「いいでしょ!バレたらバレたで何か考えよ!」


そんなことを平気で言うみっちゃんは、本当にすごいと思う・・・。


そして私たちは、目の腫れを癒してから2人を探した。



「菅野!森中!」


「浅倉くん!」


それから何故かひとりの浅倉くんを見つけたのは20分後のこと。


「あれ?何で1人なの?」


「あー、晴人はさっきの女と話してる。」


浅倉くんがそう言って、私の胸がチクリと痛んだ。


・・・あの女の子、桜木くんの彼女かな。


さっき泣いたばかりだというのに、また涙が溢れそうになった。


そんな私に気遣ってか、みっちゃんが笑顔でこう言った。


「じゃあ3人で楽しも!」