「あのー・・・何の話?」


突然、みっちゃんがわけがわからないという顔をして私に問いかけた。


そっか。みっちゃんはわからないか。


何も知らないみっちゃんに、私は簡単に説明した。


するとみっちゃんは納得したように頷いた。


「そっかぁ!へぇ〜」


なんかみっちゃん、楽しそう・・・?


そんなことを考えながら、私はあることを思い出した。



「み、みっちゃん!早くお弁当食べなきゃ時間なくなるよ!」


自分が持っていたお弁当のことをすっかり忘れていた。


お昼休みがどんどん短くなっていく。


私は少し焦りながら言った。


「あ!忘れてた!早く行こう!またねぇ!男子たち!!」


「バイバイ!」



私とみっちゃんは男の子たちに手を振って、走って屋上に向かった。