「心配かけてごめんな。」


笑ってそう言ったハル。


すると────


「晴人?」


「え・・・」


教室に、浅倉くんと時田くんが入ってきた。


驚きを隠せていない2人。


2人はゆっくり私たちの方に近づいてくる。


「正樹も和成も、心配かけてごめん。」


眉を下げて言った。


「また、昼休み、事情は説明するから」


ハルがみんなにそう言った時、タイミングよくチャイムが鳴った。