次の日の朝。
いつものように、みっちゃんと清水くんと話していた時。
ガラガラ────
教室のドアが開き、パッと目を向ける。
「・・・あ、ハル!おはよう!」
ハルだ。
昨日とはオーラが違う。
元気になったのかな。
私はハルのところに駆け寄った。
「おはよ!夏美」
ハルがまた笑顔を取り戻してくれて、すごく嬉しい。
みっちゃんたちは、驚いた顔をしている。
「・・・は、る・・・と?」
「さ、ささ・・・桜木くん!?」
みっちゃんと清水くんは、私とハルのところに走ってきた。
「晴人ぉぉ!!」
「桜木く〜ん!!!!!」
清水くんはハルに抱きつき、みっちゃんは涙を流している。
2人ともすごく嬉しそうだ。