次の日。
私が教室に入ると、私は目を疑った。
・・・私の机と椅子が、ない。
私の机と椅子・・・だけが、ない。
今日は珍しく、みっちゃんたちはまだ来ていない。
・・・なんで私のだけがないの?
今ここにいるクラスのみんなは、知らないふりをして友達と話している。
その時、ニヤリと笑う神谷さんが見えた。
・・・そっか。
神谷さんの仕業か。
私は、机と椅子を探すため、外に出た。
グラウンド、校舎裏、中庭・・・。
どこを探しても見つからない。
どこにも・・・ない。
私は、校舎内を探そうと思い、靴を履き替え・・・ようとした。
────私の上靴がない。
きっと神谷さんだ。
私は仕方なく、職員室でスリッパを借りて中に入った。