「・・・・・・・・・」
ハルの話も尽きた頃。
熱のせいか、私はすごく恥ずかしいことを口にした。
「ねぇ、ハル・・・。ギューって・・・して?」
なんで私こんな事言ってるんだろう・・・。
でも・・・自然に口が動いた。
するとハルは、顔を赤く染めて、さらに私に近づいた。
その途端、ハルはベッドで横になる私を抱きしめた。
・・・ハル、温かいなぁ。
ハルの温もりに安心していると・・・
「んっ」
突然、ハルが私の唇に自分の唇を押し当てた。
だけどそれは、すごく優しくて。
ハルは、何度も角度を変えて私の唇を攻める。
「・・・ハ・・・、ル・・・っ」
ハルは、私の上に乗っかり、まだキスを続ける。
「・・・んんっ」
私は、苦しくなってきてハルの胸を軽く叩いた。
その瞬間、私の唇が寂しさを覚えた。
「ご、ごめん!」
そう言ってハルは、私から離れる。