「夏美!やったね!!」
「良かった!」
結果を見た私たちは、手を握り合って喜んだ。
・・・そう。
私たちは同じクラス。
しかも、ハルたちもみんな同じクラスだった。
これ以上の幸せってあるのかな・・・。
そう思うほど、私は嬉しかった。
────ガラガラ
緊張の面持ちで私たちの新しいクラス・・・4組に足を踏み入れた。
その瞬間。
「夏美!!」
私の大好きな人が笑顔で私の名前を呼んだ。
「ハル!同じクラスだったね!」
「すっげー嬉しい!!」
すると、ハルは私に思い切り抱きついた。
「はっ、はははハル!み、みんな見てるよ!」
ハルのその行動に、恥ずかしいけど嬉しい・・・そんな感情が生まれた。
「わお!」
「キャーッ!」
4組にいたみんなが騒ぎ出す。
「は、恥ずかしい・・・」