時は流れ────。
今日から私は高校3年生だ。
私は花柄のシュシュと、ブレスレットを身につけ、家を出た。
この花柄のシュシュは、先月の私の誕生日にハルがくれたものだ。
そしてブレスレットは、ホワイトデーにハルがくれた、ハルとお揃いのもの。
だんだんハルがくれたものでいっぱいになってきた。
私はクラス替えを楽しみにしながら学校までの道を歩いた。
「夏美ーっ!おはよ!」
少し遠くで、校舎前で私を待っていたみっちゃんが、私に手を振った。
「ごめんね、遅くなって。それから、おはよう!」
私はみっちゃんに駆け寄り、みっちゃんに謝った。
「全然待ってないよ!ほら!行こうか!」
そして私たちは、クラス替えを見るため、3年生の教室がある2階の掲示板のところに向かった。