「晴人くんね。夏美をよろしくお願いします」


そう言ってお母さんも頭を下げた。


「いえ。こちらこそ」


ハルもお母さんに続き、頭を下げる。


「あ、邪魔してごめんね。行ってらっしゃい 」


そして私たちは、ようやくハルの家に向かって歩き出した。




「散らかってるけど・・・どうぞ」


ハルの家に来た私。


さっそくハルの部屋に案内された。


「お邪魔しまぁす・・・」


緊張する。


ハルの部屋に足を踏み入れた。


ハルの部屋は、ハルらしい青が基調の、部屋だった。


ハルはさっき散らかってるって言ったけど、全然そんなことはなくて・・・むしろ綺麗だった。