「夏美・・・っ。」
ハルは、私の名前を呼んだ後、私を抱きしめた。
久しぶりの温もり・・・。
やっぱり私は、ハルじゃなきゃダメだよ。
「夏美、ごめんな・・・っ。俺も、夏美と離れていた時・・・ずっと夏美が恋しかったよ。夏美に会えなくて、気がついた。俺には夏美が必要だって。夏美がいなきゃ、俺が俺でいられなかった。俺だって・・・すっげー後悔してる。あの時すぐに、夏美を追いかけなかったこと。もう・・・二度と夏美を離さない。だから夏美も・・・二度と俺から離れんなよ・・・!」
そのあと、ハルは私の耳元で「俺も夏美が大好きだ」って言ってくれた。
・・・私は、“大好き”なんて言葉じゃ足りないくらい・・・ハルのことが好きなの。
そして私たちは、どちらからともなく唇を重ねた。