それから私たちは、とりあえず近くの公園に移動することにした。


公園に来た私たちは、ベンチに座る。


「・・・・・・」


何を話せばいいのかわからず、自然と沈黙を作ってしまう。


すると突然。


「はるなちゃん!たのしいね!」


「えへへっ!たのしいね、りゅうすけくん!」


目の前にいた5
歳くらいの男の子と女の子が遊んでいる。


・・・いいなぁ。名前で呼べて。


小さい頃は普通に名前で呼べていたのに、大きくなってから名字でしかよべなくなっちゃった。


小さい頃に戻りたいなぁ。


・・・いや、ダメだ!


小さい頃に戻ったら桜木くんと会えなくなっちゃう!