「先生、ありがとーございまーす。」

「いえいえ。」

くうー。体にしみるー。

「もうちょっとやったら終わろうか。あ、櫻はこれ片付けといて。」

「えー!なんで私なんですか。真美子にやらせたらいいじゃないですか。」

え、私?いや、やりたくないんだけど。

「はいはい。じゃあよろしく。」

はあ、とため息をついて桐ちゃんが部屋を出る。

「先生、ホント、ありがとうございました。」

「あー、うん。」

・・・・

桐ちゃんいないと、会話が・・・・

「ねえ、小鳥遊でたかなしって読む名前、なかなかいないよね?珍しいな。」