初めてかもしれない。ここまで詳しく言ったのは。

友達には、離婚したことしか知らせていないし。

「で、妹もいるから、ご飯を買いに来た、と。」

一條先生は、すべてを話しても落ち着いていて。

同情されたりするよりも、そのほうが、なんか居心地が良くて。

「そういうことです。変な話してすいません。」

「いや、いいよ。でも・・・あっ!」

声を上げたかと思ったら、手をひかれて、近くの東屋に連れ込まれる。

そして・・・・肩を押されて倒される。

「え・・・・?せ、先生・・・?」