ちょっとだけ歩いて川沿い公園に着く。

「ここらのベンチでいいか。」

「あ、はい。」

・・・・・

私は、何を話すつもりだったんだ。

話すことなんてないじゃん。

「・・・・なんで、小鳥遊がコンビニに一人で来てたのか聞いてもいい?こんな暗いときに女の子一人でコンビニとか・・・・。」

「・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・事情があるの?どうしても、いえないなら、言わなくていい。でも、それでストレス感じたりしてるんなら言ったほうがいいよ、すっきりするから。話ぐらい聞くしね。」

・・・・先生の言う事情。それが私にあるのは見透かされてるな。

誰かに聞いてほしい、助けてほしいって思ってた自分が、首をもたげる。