「ちょっと、気晴らしでもする?」

・・・・は?

「あの、それはどういう・・・・」

「あ、ああ!別に変なことじゃないよ。なんか気分沈んでるようだし、一人で帰らせるのも危ないから、ちょっと、話そうかなーーって。」

ああ、なんだ。ちょっとびっくりしたーーー。

「え、でも先生、仕事あるんじゃないですか?」

「生徒の話を聞くのも立派な仕事だよ。っていうか、もう急いでることもないから。」

ちょっとなら、いいかな。

こんなイケメンと二人で話せることはそうないから。

「どこか、いい場所ない?」

えーっと・・・・

「ここからも近いし、川沿い公園でどうですか?」