苦しみの中にでも安らぎもあるこの病院で一つ楽しみもあるいつも僕の検査が終わって部屋に戻ると僕のベットの上に座って本を読んで貰うのを待っている、子がいる三つ先の小児病棟の子で宮本璃子ちゃんで4才の時に重い喘息でずっと小児病棟にいる、
いつものように今日はリコちゃんは何の本持って来たの今出来る勢一杯の笑顔で僕は彼女の横に座っていつもの用に本を読んで挙げる。
この子も僕と一緒で辛い過去と闘っている
この子と初めての出会いは僕の病棟の前で喘息の発作で倒れているのに気付くのが早くて助けたのがきっかけで。
毎日この子の病棟の横を通ると他の小児病棟の子と馴染めてないしいつも一人で本を読んでいるから気になり、看護士に聞いてみると
この病院に来る前両親と3人で出掛けている時に発作が出て薬で治まらないから、病院え急いでる時に交通事故で両親亡くした。リコちゃんだけ助かったらしく自分の発作のせいで両親を亡くした事で自分の中にからを作り、喋れなくなった事を聞いた。