私はコホンッて咳払いして一呼吸してから


私「いきなりなんなの?人をこんなところに
無理やり連れてきてて、勝手に自己紹介
して、勝手に姫だとかなんだとか、
ふざけるのもいい加減にしなさいよ!!」


って、私は早口で怒鳴っていった。


やばい、思ってたより低い声出しちゃったかも


悠「はぁ?それはこっちの台詞だ
ほんとはな。色々言うつもりだったんだぞ
でもな、その...お前が...えっと...
あの...美人...だったから...
それはやめたっていうか...」


尋「なんだ。メガネとって髪をほどけば
お前美人じゃないか?
なぜ、隠しているんだ?失礼ながら
お前のこと調べさせてもらった
でも、お前の情報は何も出なかった」


...やっぱり、この尋っていう、副総長が


調べたのか...私のこと...そういえば


さっき、特技はハッキングだって言ってた


もんな。調べられるわけないでしょ。


緋剱家が何重もの厳重なプロテクトを


私の個人情報にかけてんだから。