そしたら、その集団のリーダー的な人が


’’遅いわよ’’なんて言って私の腕を


無理やり引っ張ってきてグループの真ん中


の方へと連れていかれる。そのリーダーは...


「ふふふ...一応、挨拶をしておこうかしら?
初めまして、天宝寺 綺羅々(てんほうじ きらら)
よ。」


なんて、律儀にも挨拶してくる。私も挨拶しようと


したら、後ろからぼっちゃま数人が私の身体を


羽交い締めにした。それで私は身動きとれなく


なる。この天宝寺綺羅々は有名な天宝寺財閥の


令嬢でここにいる生徒の中でも上の方の


財力をもつ大金持ちなんだ。