思わず叫びそうになるあたしの口を、里奈が塞ぐ
「わかってる、わかってるから!!今は静かにしてなさいよ!!!!」
何も言えないあたしはとりあえず頷く
それを見た里奈はあたしの口から手を離した
「……………」
どうしよ…
唯君と委員会一緒なんて…
カアッと顔が熱くなって
思わず手をキュッと握った
「帰りに委員会あるから忘れず行けよー」
先生はそれだけ言うと教室を出ていった
それと同時に里奈が口を開く
「怜美よかったねー!!!佐々木君と一緒の委員会で!!まぁ佐々木君女嫌いだけど、頑張りなよー」
「……………」
「怜美?」
「……………」
「もしもーし?」
「無理だよ里奈っ!!!!」
「ギャッ!!!!」
「無理だ無理無理!!!!」
もはやパニックのあたし
だってだって!!!!
好きな人と委員会一緒なんて…
嬉しいけど、恥ずかしいじゃん!!!!
「里奈~どうしよう」
「あー…まぁとりあえず仲良くならなきゃ次に進めないでしょー」
…仲良く?
里奈がニヤリと笑う