「俺は、お前がっ…怜美が好きだよ!!!女なんて近寄りたくないのに、お前だけは、好きすぎて近付きたいって…触れたいって思うんだよっ!!!!」
そう言った唯君の顔は、とても真っ赤で
言葉も半ば投げやりに言われて
………でも
「……………っ」
ずっと、夢に描いていた言葉
涙が、溢れた
…最初は、話せるだけで、幸せだった
告白しようなんて思ってもみなかった
唯君が女嫌いでいる以上はフラれるってわかってたから
でも、本当は
心の奥底で、言われたいと思ってた
“好き”って
そして、伝えたかった
“あたしも好き”って
…もしも、
夢じゃないなら
あたしも
伝えていいですか…?
「あたしも……好き、です…」
夕日が沈んで、辺りは闇に包まれた
でも、空には、たくさんの星が
キラキラと輝いていた