えーと、ん?
状況がよく飲み込めない。
布団がやけに重いと思ったら、
布団の上にはイケメンがいた。
・・・
「ちょっ!!何してんのよーー!」
バッと布団と一緒にアルを払い、部屋の隅に一時避難をした。
「おい。なんだよ。そんな反応はないだろう。失礼ではないか。」
「失礼なのはどっちだっ!寝込みを襲うなんて相当な変態ねっ!」
どういう神経をしてるんだ!
「昨日、母に会いに行ったんだろう?それを聞きに来ただけじゃないか。」
「それなら普通に部屋に入ってくればいいでしょ!」
ほんと意味がわからなかった。
「それじゃあ、びっくりしないじゃないか。お前は頭が悪いのか?」
真剣な顔で言うから唖然としてしまった。
「なんでびっくりさせる必要があるのよぉー!」
「お前いちいちうるさいぞ。もう少し静かにしろ。」
「誰のせいでうるさくなってると思ってんだ!」

今日の寝起きは最悪だった。