「じゃ、先生〜まったねぇ〜!」
笑ってるのに怖い…。
「め、めーちゃん?!なにかしたの?!」
「ええ?!してないよっ!!…多分」
…何かしたのかな?!どーしよう。退学…?ま、まずは謝ろう!!それから何をしたか聞こう!
「クビ…クビ…クビ…」
先生…呪文?…でもそうだよね。もしかしたら失職しちゃうかもなんだよね。私もすこし罪悪感あるな…
キーンコーンカーンコーン
「ああ!!終わっちゃった…続きは次の時間にします!起立、礼」
「「「ありがとうございました」」」
ーピロリンー
「誰々?」
「あ、拓哉からだ」
珍しい…拓哉がメールなんて。
《めい、急にごめんね。実は頼みたいことがあってさ…病院これる?》
頼みごと?!拓哉が?!…なんでも出来そうな拓哉が頼みごとかぁ…いつも助けてもらってるし、なんでもするっ!
《わかった!》
「めいちゃん!さくらちゃん!」
「野々?」
「あのね…話したいことがあるんだ。」
「話したいこと?」
「うん。だから放課後いいかな?」
「私はいいよ〜」
放課後…病院いくんだよね…。でも、野々の話も大事っぽいし、深刻なことならほっとけない。どうしよう…
そんな気持ちを読み取ったのか野々はすこし遠慮気味「無理なら明日でも…」と言ってくれた。
「けど…」
「ならさ、2時間目屋上でサボろうよ!」
「さくらっ!?」
「いいじゃん!今日野々ちゃんの話聞けるし、めーちゃんは放課後あくし。」
まぁ、そうだけど…