1時間後、休憩が終わり遂に決勝戦が始まる。


皆んなは若干緊張しているのか顔が引き締まっていた。

君達が出る訳でも無いのにと思いながら僕は闘技場に足を運んだ。


頑張れという声援を後ろに……。



この勝負で勝敗が決する。



どうせ勝つのは僕だけど、相手が何処まで着いてこれるか愉しみだ。




「遂に始まりました!決勝戦!!! では早速、選手入場です!!!」


司会者の元、僕は闘技場に出た。


相手も同じタイミングで現れ、凄い歓声の中決勝戦の火蓋が切って落とされた。