「いよいよ最終対決です!
リーラス魔法学園序列1位伊月優雨vs.サクラ魔法学園序列1位古宮嗟惰智(コミヤ アダチ)」
「両者、構え!・・・試合・・開始!!!」
「宜しくね。お互い頑張ろう」
何故か開始早々挨拶を交わされ反応に困る。
一応返さないと、と思い僕は口を開いた。
「宜しく。」
それ以外に言う言葉が見つからなくて口を噤む
「じゃあやろうか。
・・・・・・・・デスボール」
先ほどとは打って変わって雰囲気が違う古宮
闇属性中級魔法を詠唱無しで放った彼
でも、威力は十分。逆に十分すぎるほどだ。
「ライトボール」
僕も魔法で対抗する。
彼はちょっと嫌な感じだなと心のどこかで感じながら………