ちらりと相手を盗み見するとふ、と軽く笑ったような気がした。
そして相手は直ぐに魔法を放った
「アイスミスト!」
氷の霧がゆらゆらと漂ってくる
「ライトミスト」
氷の霧ならぬ光の霧
前方に光の霧を漂わせアイスミストを迎え撃つ
でも、互いにこの魔法はフェイクだと思う。
自分の前方を囲むようにして守りつつも、ゆらゆらと相手へと向かって攻撃をしつつ。
そして、次に繰り出す魔法の準備……
相手はこれでケリが着けば良いと思ってるのかもしれないわね。私の憶測だけども。
だけど私はそう簡単に殺られたりしない
そう頭の隅で思い、私も魔法を放つ準備をする