試合が終わって戻ってきた愛香をあたしたちは笑顔で迎えた。
お疲れと口々に言うと愛香はありがとう、と笑いながら言った。
次はわたしの試合!
ちょっと緊張もあるけど楽しめたら良いなって思う。
そしてわたしはみんなに行ってきます!と告げて試合場に向かった。
「第2試合を行います。
リーラス魔法学園1-S序列5位真嶋萌vs.サクラ魔法学園1-S序列5位藍條李奥(アイジョウ リオウ)」
「両者構え…試合開始‼︎」
審判の合図が降った。
先手必勝!!!わたしは最初に魔法を放った。
「煉獄矢」
不気味な煉獄の炎を纏った矢が相手に向かっていく。
藍條は迫り来る魔法につぶやく。
「雷電」
雷属性の中級魔法
相手はどうやら雷の使い手のよう。
相性は…まずまずかぁ〜
ちょっと苦手かもー!!
と、狼狽え気味だけど皆んなのために頑張る!