「絵里、私行ってくるね」




「うん。報告よろしくね!」



「了解!」




パンッ!



絵里と手を合わせて、ウインクをしてみせた。



そして私は、待ち合わせ場所の命の木まで急いだ。







私が着くと、彼はすでに来ていた。



「星田くん!」



「あ、桜木さん」



彼は立ち上がって私を見る。




ドキドキ。



私の心拍数が早くなっていくのがよく分かる。



そして、彼が口を開く。