「親友として信じられないのは、山根さん。あなたの方じゃないですか?」




「・・・・どういう意味よ?」




「彼女から話は聞きましたよ、全部。彼女がずっと言えずにいたこと。昔の彼女の友達から聞かされたことが原因で喧嘩になったんだって?」




「そうだけど?」




「どうして友達にも何でも言わなくちゃいけないのですか?」



「え?」






「人間ですから、友達にも言いたくても言えないこと、一つや二つありますよ。それでも分かってあげるのが友達じゃないですか?さっき彼女、自殺しようとしてたんですよ?」




「・・・・・!!!」


絵里は絶句してる。