これは一体何?


何が起こってるの?



ふと絵里の方を見て、一瞬目が合ったけど・・・。




すぐにぱっと目を逸らして、いつものように窓の外を見ている。



自分の席に向かおうとしたその時。




「あっ!!!」

今度は足を引っ掛けられて、私はその場に転んでしまった。



「うわっ!だせえ。まるで星田が転校してきたあの日みたいだな。バカみてえ」



「ホント、ホント」


クラスのみんなが、冷たい視線で私を見てくる。



痛いくらいに突き刺さる・・・。



昨日まで仲良くしてくれた子も、みんな冷たい目で見てくる。