その時。



「桜木さん」


誰かに声をかけられた。




誰よ!?


今はそれ所じゃないのに!

焦る気持ちで、声の方に振り向いた。




その瞬間、また私の心が凍りつくのを感じた。




「真実・・・」

真実がニヤニヤしながら、私の後ろに立っていた。



「何で真実がここにいるのよ!?」



「ずっとあんたのこと追ってたの」



「なんで?」



「あんたに伝えておきたいことがあったから」



いかにも、悪巧みを考えてます!的な顔で言ってきた。