「……木山さん、いじめてごめんなさい。さっきのあなたを見て、あなたは弱いどころか強いんだって気付かされた。本当に今までごめんなさい」



「私も……ごめんなさい……」

真剣に謝る姿を見て、真実は泣き笑いになった。



「もういいよ。私は大丈夫だから!……これからは仲良くしてくれますか?」



「うん、喜んで。こんな私たちを許してくれるなんて……木山さんは強いだけでなく、心も広いのね」


こうして真実は、いじめから勝ち取ったんだ。